仙台ってどんなところ?

○仙台の光のページェント

クラシード仙台のある仙台エリアは、
SENDAI光のページェント(センダイひかりのページェント)
が有名です。

仙台市都心部の定禅寺通と青葉通のケヤキ並木に
数十万に上る数のイルミネーションは
LEDを取り付けて点灯するイベントです。

毎年12月上旬から31日まで開催され、
クリスマスの名物イベントにもなっています。

「光のページェント」と呼ばれ毎年遠くから訪れる人も少なく
ありません。

https://ja.wikipedia.org/wiki/SENDAI%E5%85%89%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88#/media/File:SENDAI_%E5%85%89%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%882007.jpg

1986年(昭和61年)、
「杜の都」仙台は「光の都」への
変換を目指して、市民ボランティアが「杜の都・仙台」を
象徴する場所の定禅寺通と青葉通のケヤキ並木に
イルミネーションを施し始めたのがきっかけです。
ナイトフライトで上空から見れば
「地上の天の川」となっているとのことです。

東部の勾当台公園や西端の西公園にもイルミネーションが
最近では広がっておりm
付随イベントも行われるようになりました。
開催中は300万人近い人が観光するようになり、
雑誌などでも大々的に取り上げられて知名度を
UPさせてきています。

資金は、自治体等からの補助金があるのですが、
運営資金の半分以上を企業からの寄付と市民からの募金
で行っているとのこと。

光のページェント期間中に市内の各地に専用の
募金箱が設置されていたり、街頭募金や募金ライブなどで
賄っているそうです。

また、このページェント資金のために
飲料1本に付き設置者と自販機管理会社が1円ずつ
計2円を募金する仕組みになっている自動販売機もあるそうです。
これなら無意識に飲み物を買っても自然に募金されているのと
同じになっていきますね。

この光のページェントは
実行委員会を中心に市民ボランティアが中心となり開催する
イルミネーション・イベントとして
20年以上も市民主体の体制で行われてきました。

以後登場してきた、
神戸ルミナリエ、その他国内の
イルミネーションイベント、
アメリカなど海外からの問い合わせや視察も
多く受けています。

イベント運営方法や資金集め
など興味深い手法を教わるためですね。

国内のみならず、仙台市の姉妹都市であるアメリカの
リバーサイド市の「光のフェスティバル」
(the Riverside Festival of Lights) は、
この仙台の光のページェントの影響を受けて始まったと
されています。

なお、サンタパレードを開催している縁から、
20周年にあたる2005年(平成17年)には、サンタクロース村が
あるフィンランド・ロヴァニエミ市が主催する
クリスマスシティネットワークに仙台市が加盟した。
2008年からは、イルミネーションをバイオマス発電による
グリーン電力によって100%まかなっているとのことです。

2009年からは約20万球を
LEDに置換し使用電力を削減したそうです。

豆電球は、実行委員会と電球メーカー(現在は廃業)が
共同開発したもので「スターライトリーフ」(光の葉)と
名づけられているようです。

SENDAI光のページェント以外では、
東京ディズニーリゾートでも使用されていたそうで、
こちらでは2008からLEDに変更されたようです。

「スターライトリーフ」の約1/10である
LEDに置換した際には、実行委員会と新しい
メーカーである日亜化学工業とが
4年をかけて共同開発したそうです。

〇光のページェントが生まれたきっかけ

第二次世界大戦の際の仙台空襲で焼け野原となった
仙台市。
杜の都のイメージがすっかりなくなって、
道路の舗装や街路樹の植林で改善したものの、
普及したスパイクタイヤにより、粉塵が「砂漠」
の様に飛び散る街になってしまったのだそうです。

条例は制定されたものの1986年(昭和61年)、
杜の都の新たな象徴の1つとなっていた定禅寺通が汚れてしまったと
憂いた市民が、並木に電飾をすることを思いつき、
市民たちの協力を得、SENDAI光のページェントは生まれた
のでした。

仙台市民の意識の高さ、協力する姿勢には頭が下がりますね。

光のページェントは、企業からの寄付と
市民からの募金によって支えられているので
仙台の経済状況で、毎年総電球個数が増減する
そうです。総電球個数は仙台の景気を見ることが
できます。近年は観光客数の増大に伴う
警備にもコストが莫大にかかっているために総電球個数より
もこちらのコストを踏まえた全体の変化をみたほうが
正確な値に近いようです。

〇ページェントに企業広告の受け入れを活用する

企業支援も重要なので、
最近は企業の宣伝を兼ねた広告のツリーもあります。

シンボルツリーはauツリーといわれており、
大手通信会社のスポンサーツリーです。
安定的なイベント開催のために企業広告は大きな役割を
果たすことになります。

光のページェント公式パンフレットに企業広告が
掲載されたりするなど、光のページェントにおいて
企業名を活用するようになってきたそうです。

初日には、定禅寺通遊歩道にて
点灯式が行われ、光のページェントのイメージソングや
テーマソングなどを歌う歌手がライブを行ったりします。

実施中、一時的に全ての電球を消し、
再点灯するイベントがあります。これは
暗い空に一気に点灯する様子に、観客らも歓声をあげて
楽しむことで知られています。これを
「スターライトウィンク」といいます。

定禅寺通で18:00、19:00、20:00の各々の時刻に行われます。
また混雑時は17:30の点灯時、ウィンクの時間帯前後は
通りが混みあいます。
最終日の大晦日には消灯式があります。
そして新年をカウントダウンして迎えるのが定番です。
またこの開催期間中は各交通機関が特別便を出して運行します。

タクシーでの観光プラン、2階建てバス、
仙台空港発着のセスナ機やヘリコプターで、光のページェントを
空から眺めることが出来プランなどクリスマス前後は
予約で満席になる人気ぶりです。

光のページェント終了後、光のページェント主題の
写真コンクールが行われています。特選になると、
次年度の点灯式で「点灯スイッチを押す権利」が授与される
そうです。
〇杜の都仙台の所以と現在

仙台市都心部周りには広瀬川や青葉山などの自然が多く、
街路樹などの緑が多いことから、
「杜の都」と呼ばれています。
東北を代表する港湾、仙台港(仙台塩釜港)が北東部にあり、
秋保温泉が南西部に、
スプリングバレー泉高原スキー場が北西部にあります。
現在の仙台市の推計人口は、東北地方の中で最も多い
といわれており推定約100万人以上で、宮城県民の5割近くが居住する
都市となっています。GNPも仙台市が5割以上占めており
集積度の高い地域となっています。

〇仙台の歴史について

仙台といえば、1601年(慶長6年)、
伊達政宗が青葉山に仙台城を築き、仙台の都市としての
歴史が始まりました。

牛タンなども有名な特産で
そのほかにはブランド米「ひとめぼれ」「ササニシキ」
などのお米があります。
他に高級和牛牛肉「仙台牛」など豊富な食材を生かした
特産で知られています。

仙台の秋には、芋煮会があります。芋煮会は、
野外において、大鍋に汁をつくって食べ
ます。
この地域では、重要な年中行事とされています。
10月から11月にかけて行われる。

仙台の芋煮は、里芋と豚肉を味噌で味付け
している豚汁のような汁がベースですが、
魚などを入れる場合もあり、芋もジャガイモに
なる地域もあります。

仙台風の芋煮の他に、牛肉・醤油味
バラエティに富んだナカミになる場合もあります。

〇仙台の方言について

仙台独特の方言としては仙台弁があります
アクセントが無く語尾に特徴があります。
しかし、現在では高齢者を除いて共通語・標準語に
ほぼ近い言葉が使用されており、
若い人々の中には昔ながらの言葉をあまり使わなくなって
いる傾向にあるようです。